国会ウォッチ!

知ってるようで意外と知らない。そんな国会の様子をレポートします。

いよいよ予算についての審議が始まります

昨日は、23日(月)に続いて、20日(金)に行われた大臣の演説に対する質疑が行われました。

20日(金)の大臣の演説は、安倍総理の施政方針演説を筆頭に、岸田外務大臣、麻生財務大臣、そして石原国務大臣(経済再生担当大臣、社会保障・税一体改革担当)が、それぞれ担当分野についての演説をしました。

これに対する質疑は、結局のところ安倍首相の施政方針演説に対するもののみとなり、安倍首相を始めとして、塩崎厚生労働大臣、加藤国務大臣、松野文部科学大臣、そして石井国土交通大臣が答弁を行いました。

 

本日は本会議は無く、予算について審議する予算委員会が午後から開会します。

予算委員会は、その名の通り次の年度の予算の内容を審議することを目的とした「常任委員会」です。

この予算の案は、実は国会が召集された20日(金)に、すでに内閣から議会へ提出されています。

提出されている予算案は、一般会計、特別会計、さらにその補正という形で、合計5つの予算案が提出されています。

第193回国会 議案の一覧

具体的に、どのような予算要求がされているのかは、財務省のホームページで公開されています。

かなりのボリュームですが、詳細を見てみたい方は、こちらからご覧いただけます。

www.mof.go.jp

予算案の内容は、一般的な行政活動に関する予算はもちろんですが、東日本大震災熊本地震などの大規模自然災害からの復興に必要な予算も盛り込まれています。

 

復興と言えば、実は地味にある法案が、すでに「地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案」が衆議院に提出されているんです。

 

www.soumu.go.jp

この法律案は、地方交付税の原資である国税5税(所得税法人税、酒税、消費税、 地方法人税が減額したため、不足してしまう地方交付税を臨時に国の一般会計から支出するようにするという法律案です。

同時に、この法律案では「東日本大震災の復興事業に必要なお金が当初予定より減ったので、その分の予算も減らします」という内容も盛り込まれています。

 

最初の「国税5税の減額分を一般会計から支出」というのは、損失を別の財布から穴埋めするという意味ですので、あまり頻繁に行われるようですと、税金が野放図に使われる危険があります。

また次の「東日本大震災の復興予算の減額」については、確かに必要なくなった事業もあるので、その分の予算を減らすのは大事です。

一方で、まだまだ復興が必要な事象もあると思われますので、その点にまで影響が出ないように、内容をしっかりと精査する必要があります。

 

こういう法律案は、報道機関から見ると「地味」なので、ニュースなどで報じられることは、ほぼありませんが、やはり国民の生活と関連した重要な法律に違いありません。

当ブログでは、こうした注目されない法律案の動向なども、しっかりチェックしていきたいと思います。