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国会ウォッチ!

知ってるようで意外と知らない。そんな国会の様子をレポートします。

そもそも今年度予算案で何をしようというのか?

平成二十八年度の第三次補正予算案が、あっという間に可決してしまったと思ったら、2月1日(水)から早速平成二十九年度の一般会計と特別会計そして政府関係機関の予算案の審議が、衆議院予算委員会で始まりました。

 

この予算委員会での審議は、他に委員会と比べてメディアで取り扱われる頻度も高いので、その詳細をこのブログで紹介するのは控えます。

とはいえ、目立つ話題は報じても、肝心要の予算案がどういうものか、あまり紹介しないのがメディアの困ったところ。

 

そこであらためて、平成二十九年度予算案の内容を確認してみたいと思います。

とはいえ、詳細を事細かに紹介する余裕はないので、それはこちらの財務省ホームページに譲りましょう。

www.mof.go.jp

 

1月25日(水)の衆議院予算委員会ならびに1月30日(火)の参議院予算委員会で、冒頭に麻生財務大臣から、平成二十九年度予算案の方向性について説明がありました。

その概要は、

社会保障関係

 ・保育士及び介護人材等の処遇改善を行う

 ・保育の受け皿拡大

 ・年金受給資格期間の短縮など

 ・社会保障に係る改革工程表等に沿った医療・介護制度改革

・文教及び科学振興

 ・給付型奨学金の創設や無利子奨学金の拡充

 ・大学改革、教育環境の整備等を推進

 ・民間投資による、経済成長力を高めるような研究開発の推進

地方財政

 ・歳出特別枠を減額するなど地方歳出を見直し

 ・地方の一般財源総額確保のため、地方交付税交付金等を増額

・防衛関係

 ・中期防衛力整備計画の実施

 ・沖縄の基地負担軽減等のための在日米軍再編事業

公共事業関係

 ・豪雨、台風災害等を踏まえた防災・減災対策

 ・民間投資による、経済成長力を高める事業などの推進

・経済協力

 ・難民対策等のグローバルな課題への対応

 ・ODA事業

・中小企業対策

 ・事業承継支援及び下請取引対策を充実

 ・生産性の向上や資金繰りの対策等

・エネルギー対策

 ・省エネルギーの推進支援

 ・国内外資源の開発・権益確保等を推進

 ・原子力防災対策等

・農林水産関係

 ・農林水産業の成長産業化を図るため、輸出力の強化や農業基盤整備の充実等に取り

・国家公務員の人件費

 ・給与改定や給与制度の総合的見直し

東日本大震災復興関連

 ・引き続き復興のステージに応じた課題に対応する

平成二十九年度財政投融資計画

 ・リニア中央新幹線の全線開業前倒し

 ・成長戦略の実行や地域活性化のため、長期のリスクマネーを積極的に供給

 

なんとも盛りだくさんですね。

まあ基本的には「アベノミクス」に基づく経済活性化によって財政再建を果たすという、ここ数年の予算案の方向性と大きな大差はありません。

強いて重点的に力が入っていると思われるポイントを挙げれば、2015年(平成27年)に安倍内閣がぶち上げた「一億総活躍社会」のための様々な制度改革というところでしょうか。

とはいえ、保育士の待遇改善や奨学金の問題は、かなり以前から問題になっていたわけで、それを「一億総活躍社会を実現する」と絡められても、何を今さら感がありますね・・・