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国会ウォッチ!

知ってるようで意外と知らない。そんな国会の様子をレポートします。

そんなに悪いこと、言ってます?

昨日から今日にかけて、衆議院予算委員会であることを巡ってひと悶着がありました。

 

事の起こりは、今国会で政府が国会に提出を予定している「組織犯罪処罰法改正案」について、予算委員会で質疑が集中したことです。

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予算委員会で、提出もされていない法案の質問ばかりしてどうするのか、と思いますが、なにせ衆議院規則92条・参議院規則74条でそれぞれ「予算委員会では『予算』を所管事項とする」と規定されているので、「予算=国政全般」という解釈で伝統的にありとあらゆる質疑がOKとされてきた経緯があります。

また、法務大臣というのは、その役職の重さの割に、財務大臣外務大臣と比べてあまり大物政治家が就任しないという悪しき伝統があります。

そんなわけで、金田法務大臣が野党の追及にしどろもどろになってしまったわけです。

 

まあ、ここまではこれまでの国会でも、よくあった話ですが・・・、

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法務省が「国会に提出すらされていない法案について審議しても仕方がない。

提出後に担当する法務委員会で審議すればいいじゃないですか」とメディア向けに文書を発表するという、ちょっと異例の対応に出たのです。

 

これに民進党が「質問封じだ!」と反発したことから、

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結局、金田法務大臣がお詫びするという、なんともグダグダなことになってしまいました。

 

ただこの一件、金田法務大臣法務省の本音はともかく、「法案が提出されてから法務委員会で審議をするべき」という主張は、個人的には正論だと考えています。

 

そもそも、それぞれの法案を効率的に審議するために各委員会が設けられているわけで、それを「予算=国政全般」だからという理由で、予算委員会でなんでもかんでも質疑する現状がおかしいと思います。

 

正直、現状の予算委員会については「肝心の予算の中身についての審議はどうなっているの?」と言いたくなるような質疑ばかりです。

もちろん、予算案はある程度事前に野党側にも知らされるので、実際にそれほどヤイヤイ言うような内容ではないのかもしれません。

 

とはいえ、予算委員会本来の役割について考えれば、今の仕組みを良しとするのは、いかがなものかと思います。