国会ウォッチ!

知ってるようで意外と知らない。そんな国会の様子をレポートします。

情報監視審査会の平成28年年次報告書が発表されました

少し古い話ですが、3月39日(水)に、衆議院の情報監視審査会が、平成28年年次報告書を発表しました。

平成28年年次報告書

これは、以前このブログで紹介しました、「特定秘密の保護に関する法律」で指定された秘密について、公開すべきかどうか審議する審査会の活動を報告するものです。

先のブログでもふれたとおり、この審査会では、おおまかな審議内容すら非公開となっているため、一体どんなことが、どんな理由で非公開になったのか、審査会に参加した国会議員以外はまるで分らないという問題がありました。

そこで昨年度から年度末に、一年間の活動内容を報告する書類を公開することで、批判に応えようとしたわけです。

 

今回も、個々の「特定秘密」については一切触れていませんが、平成27年12月31日現在「特定秘密」に指定されている文書や情報、全443件の内、

・具体的な「秘密」が書かれた文書が存在しない「特定秘密」

・作成から30年以上経過している「特定秘密」の文書

について、その必要性を審議した結果、9件について「特定秘密」指定を解除されたそうです。

また引き続き「特定秘密」となった文書についても、文書や情報の保管の在り方、特に「文書の不存在」について審査基準を厳格化していくことなどが報告されています。

 

この法律が出来た時は、もっと多くの文書が「特定秘密」になるのではと心配されましたが、意外にも400件くらいしか指定されていないのは、ちょっと驚きでした。

もっとも、安全保障以外で国民の知らないことが多いというのは、やはり民主主義国家としては健全とは言えないと思いますので、審査会には今後もしっかりと役割を果たしてほしいものです。