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国会ウォッチ!

知ってるようで意外と知らない。そんな国会の様子をレポートします。

脱税は国境を越えても逃さない!というわけで・・・

前回は、衆議院の外交委員会で審議された、社会保障に関する国際協定について紹介しましたが、参議院でも似たような協定が審議されています。

それは、

・所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とスロベニア共和国との間の条約

・所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とベルギー王国との間の条約

・所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とラトビア共和国との間の条約

・所得に対する租税に関する二重課税の除去並びに脱税及び租税回避の防止のための日本国とオーストリア共和国との間の条約

・脱税の防止のための情報の交換及び個人の所得についての課税権の配分に関する日本国政府とバハマ国政府との間の協定を改正する議定書

 

どれも課税に関するルールを対象国との間で取り決めておこうという条約ですが、その真の狙いは条約の表題中にもある通り「脱税対策」です。

バハマとの協定を改正する議定書なんて、明確に「脱税の防止」と銘打っています。

 

昨今話題の「タックスヘイブン」の問題に代表されるように、それぞれの国の課税制度の違いを利用して税金逃れをしようという動きは、もはや世界中の国にとって死活問題と言えるほど重大なテーマになっています。

本来はある程度、国際的な機関がこうした問題に対処できる仕組みを取りまとめた方がいいのでしょうが、前回の社会保障と同じく、国の数だけ制度の種類も多岐に渡り、一律にルールを決めるのは、なかなか難しいのが現実です。

 

こうした条例を地道に結んでいくことで、時間はかかりますが、しっかりと対応するしかないんですね。

※ちなみに「タックスヘイブン」で話題になったケイマン諸島とは、すでに条約を結んでいるそうです。

脱税の防止のための情報の交換及び個人の所得についての課税権の配分に関する日本政府とケイマン諸島政府との間の協定