国会ウォッチ!

知ってるようで意外と知らない。そんな国会の様子をレポートします。

第195回国会(特別会)が開会しました

6月に第193回国会が波乱の内に閉会した後、早ければ8月には第194回国会(臨時会)が開かれるといわれていましたが、結局内閣改造以外に動きは無く、9月28日にようやく開会したと思ったら、いきなり衆議院解散→総選挙となったのは、ご存知の通り。

 

その間、野党のグダグダな再編もあって、選挙前から自民党の不戦勝のような状況で、ほとんど選択肢のないような選挙になってしまい、マスコミ以外はさっぱり盛り上がりに欠けた感がありますね。

 

とはいえ、衆議院総選挙の後は、憲法第54条に従い、30日以内に国会を召集して必要な事案を審議しなければなりません。

 

というわけで、11月1日(水)に195回国会が開会して、早速内閣総理大臣の指名投票が行われました。

結果は、ご存知の通り安倍晋三総理大臣の再任となったわけですが、総選挙のときのあまりの茶番にあきれかえって、個人的にはノーチェックの状態でした。

 

そんな中、メディアで話題になっているのが「野党の国会での質問時間短縮」の問題。

www.yomiuri.co.jp

野党の質問時間が与党寄り多めに取られているというのは、具体的にどこかの法律で明文化されているわけではなく、慣例のようなものだそうです。

その理由としては、与党は事実上、時の政権とつながっており、また法案の提出に際しては、官僚から詳しいレクチャーを受けた上で、修正・追加した法案を国会に提出しているから、この上わざわざ国会で与党のための質問時間を多くする必要はないだろう、というものです。

まあ現状に即した慣習というべきで、実際にアメリカのような行政と立法が明確に立場を分けている国以外では、こうした慣習を取り入れている国が多いようです。

withnews.jp

 

自民党側の言い分である「得票数に応じて質問時間を取るべき」というのは、多数決原理に則れば筋が通っているとも言えますが、先ほども指摘したような与党の現実を踏まえると「野党に突っ込まる要因を少しでも減らそう」というのが本音と勘繰られても仕方が無いかもしれません。

もっとも、これまでの野党の質問も、あまりにグダグダすぎるのが多いので、自民党の主張が国民の間に一定の理解を得られてしまう現実が、なんとも情けないやら恐ろしいやら・・・

 

そんな陰で、国会ではニュースにならないようなことも粛々と進められています。

まずは、2日(木)の本会議。議題は以下のことでした。

・「常任委員の選任」

・「常任委員長の選挙」

・「憲法審査会委員の選任」

・「情報監視審査会委員の選任」

・「政治倫理審査会委員の選任」

まあ、確かにニュースにはなりそうにないですね。

 

一方で以下の特別委員会も開催されています。

・沖縄及び北方問題に関する特別委員会

・地方創生に関する特別委員会

北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会

災害対策特別委員会

・政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会

消費者問題に関する特別委員会

東日本大震災復興特別委員会

どの委員会も、内容は委員長や理事の互選がほとんどです。まあ初日はどこの委員会もやることは一緒ですね。

とは言え、これらの特別委員会、先の第193回国会では、ほとんど何もしていなかったので、どんな事情があったにせよ、しっかり仕事はしてほしいものです。

 

なんやかんやで今年も残すところあとわずか。

特別会は事実上、衆議院総選挙後の内閣総理大臣指名が目的の国会ですので、年末ギリギリまで行われることはまずないでしょう。

本格的な法案などの審議は来年1月から開会されるであろう第196回国会を待つことになりそうです。